ふるよに記録帳

Bakafire Partyの決闘ボードゲーム「桜降る代に決闘を」について書くブログ

9/3 白露の交流会

イベント海域も無事クリアしてほっと一息、つきのみちでございます。

今回は9月3日の公式イベント、白露の交流会について記録しようと思います。

 

1 公式大会

今回のメガミチョイスはヒミカ・クルル。

理由は…こいつで勝つと最高に気持ちイイからだッ!以上ッ!

私にしては珍しくほぼ完全なローグデッキ※です。

(単にメタ読みするのが面倒だったから欲望のままに選んだ組とも言う)

 

※ローグデッキ:トップメタを無視したデッキ。

 

1戦目:vs ヒミカ・サリヤ

 初戦から全一との対戦、会場もざまぁコールで最高に盛り上がる。

 しかし全一の、しかも相手の得意な銃でのミラーともなれば燃えるのも事実。

 後手で最初に相手が前進してきたので「シュート」「ラピッドファイア」からの後退で相手の「フルバースト」をケアしつつ、リソースの取り合いから「いんだすとりあ」でマグナムカノンを量産する。この「いんだすとりあ」は「あくせらー」「フルバースト」からの一撃必殺の火力を増加させるとともに、「バックステップ「もじゅるー」だけでは賄えない「あくせらー」の機巧条件(付与・行動・行動)を満たす最後のピースとして機能させるもくろみがある。ヒミカ・クルルは「あくせらー」「フルバースト」で相手のオーラを飛ばしてからの怒涛の連撃が強いので、これを「ヴァーミリオンフィールド」も「スカーレットイマジン」も使用せずに軽いコストで賄うための工夫である。これによりデッキ1巡目から気軽に歩き「フルバースト」ができるようになる。しかも、いんだすとりあも行動なので、「もじゅるー」を引いたターンに使うことで必要なリソースを確実に軽減することができる。

 「あくせらー」「フルバースト」を要に攻めることにより、相手は迂闊な「フルバースト」を振れない(常にオーラが厳しいため、全力行動を行った瞬間に生命が尽きるため)。相手は銃同士の攻防では火力で不利なため前進してサリヤの得意間合いに逃げる。そしてこちらが2回目の再構成で引いた手札が「もじゅるー」「あくせらー」!手札4枚状態での「もじゅるー」「スカーレットイマジン」「いんだすとりあ」(+2集中力)によって爆発的な基本行動を得て間合4から一気に間合7まで離脱、「あくせらー」「フルバースト」からの連火「ラピッドファイア」「マグナムカノン」「レッドバレット」「シュート」を全て叩きつけて相手をライフ1オーラ0山札0になるまで焼き尽くし、勝利

 

2戦目:vs ユリナ・サイネ

 無理オブ無理、9:1の残虐マッチ。

 普通にやると「あくせらー」「フルバースト」に「音無砕氷」をぶつけられて爆発四散する宿命を背負った理不尽マッチである。

 デッキは先の構成から「いんだすとりあ」を抜いて「ヴァーミリオンフィールド」をin。後退手段の確保と、攻撃カード量産してもどうせ音無で止まるのが理由である。

 いんだすとりあが無いため歩き「フルバースト」の機巧条件のために「バックドラフト」を入れる。少しでも相手のフレア蓄積を減らすためでもある。逆に相手のオーラは肥えてしまうので、ライフに通りにくい「シュート」を抜く。

  序盤から「あくせらー」「フルバースト」を見せてダメージを入れつつ「音無砕氷」を誘う。流石に使ってこないものの、相手のオーラダメージで溢れたダストを「もじゅるー」で吸収した上で「マグナムカノン」を撃つことで「衝音晶」を無効化したり(ダストが空の状態で「衝音晶」を使うと納にオーラを1個吐いてしまう為、ダメージが軽減できない)、「フルバースト」の打点と「もじゅるー」から生み出される後退力によりある程度有利な盤面を形成する。無論それでも後退力は不足しているため近づかれるが、相手の「薙斬り」「八方振り」は無論すべてライフで受ける。「音無砕氷」を放つフレアを残した状態で「律動弧戟」を食らうと死ぬが、そこは「バックドラフト」がいぶし銀の活躍を見せる。そして2回目の再構成後の手札4枚、「もじゅるー」と「バックステップ」が揃った最高の手札を引き入れる。「もじゅるー」「バックステップ」「スカーレットイマジン」「ヴァーミリオンフィールド」で間合を8まで離し、手札を「フルバースト」「あくせらー」「マグナムカノン」「ラピッドファイア」の4枚にし、集中力も全てオーラに変える。これによって仮に「音無砕氷」により「フルバースト」でターンを飛ばされても、手札も集中も失わず、潤沢なオーラと手札に攻撃2枚を残せるためワンチャンがまだ残せるもくろみである(といっても、「音無砕氷」からの前進「薙斬り」「八方振り」「律動攻撃」でいずれ死ぬ)。「あくせらー」「フルバースト」で攻撃!「音無砕氷」が…来ない??

 もじゅるーの効果で前進して「マグナムカノン」です

 「ラピッドファイア」です

 「レッドバレット」です

 ………????????

 勝ってしまった。何故だ。

 

3戦目 vsヒミカ・オボロ

 相手がヒミカに寄せてくるかオボロに寄せてくるかによって全く違う対応が求められるため、相手のデッキ読みが肝心となる。

 銃ミラーのため基本は1戦目と同じデッキを組む。相手が近接に寄せてきた場合「バックステップ」を増殖させて一生近づけない構えを取り、相手が遠距離寄せなら「マグナムカノン」を量産して一気に蒸発させる二段構えの作戦である。リスクは高いが、「ヴァーミリオンフィールド」はデッキタイプを読み違えると大損するため抜いた。

 序盤は銃で牽制しつつ相手の動向を探るが、「いんだすとりあ」は相手のデッキタイプを確定させてから使いたいため温存を決め込む。相手もそこは承知のようで、「シュート」以外の手札は徹底的に伏せて情報を秘匿しつつ、じわりじわりと前進して圧を高めてくる。ついにデッキは2週目に突入しようとしていた。おおかた忍寄せと読めてはいるものの、相手は間合5と裏を搔いて銃ベースのデッキで奇襲を行うこともできる絶妙な圧をキープしてきて動きにくい。しかし、デッキ1週を経過しこちらもフレアを貯めて攻撃態勢を整えつつある状況で近寄せ側が5距離にまだ居るようでは中途半端であり遅い。相手が「シュート」以外カードを見せなかった代償としてこちらのライフはまだ大量に残っている。そこでデッキ再構築前に「マグナムカノン」を「いんだすとりあ」の下に埋める。そして再構築からの「スカーレットイマジン」で「もじゅるー」を引き当て、「もじゅるー」「いんだすとりあ」「あくせらー」「フルバースト」「ラピッドファイア」「マグナムカノン」「レッドバレット」で一気に攻めて相手のライフを削り、さらに追加基本行動と集中力で後退する。オーラは空だが、前のターンに相手が情報を隠した代償としてライフは潤沢に残っており、距離も半端に遠いため相手は「マグナムカノン」からの「鋼糸」のような暴力的な攻撃を繰り出すことはできない。あとは相手の山札切れを待てば勝てる状況なので相手が投了。勝利

 

4戦目 vsオボロ・チカゲ

無理オブ無理その2。

そもそもベスト6の時点で自分の他が刀薙×3、薙絡、忍毒と8:2~9:1の残虐マッチしか残っていない状況。無理すぎる。

何とか頑張って勝とうとしてみるが、忍毒相手の研究が進んでおらず構築もピントがずれていた上、相手の容赦ない毒攻めに為す術もなく敗退。あまりに一方的だったので書く内容が無い。

 

敗者復活じゃんけんは仮に勝利しても相手は100%サイネなので勝ち目無し、ゆえにドロップして戦乱の陣に移行。

 

 2 戦乱の陣

とりあえずクレイジーなメガミが見えたので「メガミに挑戦」に挑戦!

今回の相手はシンラ。

 

-------CAUTION-------

ここから下にはシンラの原初札および、原初シンラの攻略が載っています。

最初に原初シンラの原初札構成、そこからだいぶ下に原初シンラ攻略があります。

原初札の内容を知りたくない方はここでそっとブラウザを終了してください。

原初札は知りたいけど情報一切無しで自力で勝ちたい方は少し下まで読んでからそっとブラウザを終了してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原初シンラ 追加札

 

啓蒙 付与《5》

【常時】このカードの上に桜花結晶を置く際、相手のオーラやフレアにある桜花結晶をダストにあるかのように扱っても良い。

 

不在証明 切札(1) 付与《4》

【展開時】相手のメガミ一柱を封印する

(相手は封印されたメガミのカードを使用することができない)

【破棄時】封印されたメガミを開放する

《再起》自ターン終了時に再起する

 

-------CAUTION-------

ここから下には原初シンラの攻略法が書かれています。

完全自力で攻略法を考えたい方はブラウザを終了することを推奨します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原初シンラ攻略

原初カード考察

・啓蒙

 オーラを消滅させた上で「立論」からの「反論」でライフダメージを狙ったり、あと一歩で「月影落」を放てる量のフレアを吹き飛ばしたりなど、かなり慈悲が無いカードです。リソース収支だけを考えるならフレアを捨てさせ続ける方が強いのですが、シンラ自身の火力の無さも相まってオーラを飛ばさないとライフレースが厳しいこと、所詮デッキ1週で5フレアしか飛ばせない(しか???)ため、それを上回るフレアチャージを行えばフレアを増やせる(シンラ自体の攻撃力はほぼ皆無なため、オーラをほぼ無視してフレアを貯めてもよい)こと等、弱点も無いわけではありません。

・不在証明

 相手のメガミの片方を封印することで相手の攻撃力を大幅に低下させます。これと「反論」「立論」「論破」「完全論破」等の妨害カードを組み合わせることで鉄壁の防御を築くことができます。弱点として、納が4で再起が自ターン終了時のため、3ターンに1回は必ず二柱のメガミを両方使えるターンが訪れること(最重要)、1とはいえフレアを消費するため、フレアの蓄積が少し遅くなることがあります。

 

攻略の方針

 まず前提として、「不在証明」のため、メガミ単品で相手のライフにダメージが通せるレベルの火力が無いと傷一つつけることができません。

 また、「反論」「立論」「論破」等のあらゆる手によってこちらの攻撃力をスポイルしてくるため、半端な殺意のデッキでは致命傷を与えるには至りません。

 ここに対策する手段は主に2つあります。

 1. 梳流しなどのライフ直撃ダメージを使う

 2. 圧倒的暴力で相手のオーラを叩き割る

 1.において、特にシンラは「梳流し」を防ぐ手段を持たないため、「梳流し」は極めて強力な武器になります。

 また、「梳流し」は1枚で完結しており、他のメガミの助けを必要とせずライフに通るため通常札の制約が緩いこと、もう一方に火力の高いメガミをチョイスすることでどちらを封印してもライフダメージを留め難い状況に追い込めることも強力です。

 

 よって、殺意の塊オブ塊であるユリナ・オボロをチョイスしました。

 

 え?ここまでトコヨをベタ褒めしておいて何でユリナ・オボロなの??

 実はユリナ・トコヨも考えはしました。席についてユリナ・オボロを出した後で。

 しかし、トコヨの攻撃は「梳流し」の1点に絞られているため、「反論」「引用」で「梳流し」を落とされて「完全論破」されると、ユリナを「不在証明」し続けるだけでほぼ詰みとなり辛いと考えたため、2.の圧倒的暴力で相手のオーラを叩き割る戦法をふたりがけすることにしました。

 

デッキレシピ

斬 一閃 圧気 影菱 鋼糸 誘導 分身の術 

月影落 天音揺波の底力 熊介

 

 まず相手は「反論」を持つため、「居合」「斬撃乱舞」はリスクがあまりに高く採用は難しいです。一方、「一閃」「鋼糸」といった反論で打ち消せないカードが2-4間合を広くカバーしているため、「分身の術」は非常に強力な攻撃手段となり得ます。

 また、相手は「反論」「詭弁」しか《攻撃》を持たないため「圧気」を止めるのがかなり難しく、「圧気」は非常に有効な攻撃手段となります。「反論」は使えば「居合」「斬撃乱舞」等の強大な攻撃を通しかねず、「詭弁」はオーラを消費してしまい次のターンに大ダメージを受けるリスクが高いため、相手がどう捌いても悪い盤面にはならず、「圧気」は要のカードとなります。

 以上の理由により、通常札は 斬 一閃 圧気 影菱 鋼糸 分身の術 を選出。

 「圧気」で「反論」を吐かせて設置攻撃からの「居合」は非常に強力なため「居合」の採用も考えましたが、「不在証明」に弱く、どちらを「不在証明」されても良いように「斬撃乱舞」と両構えにするとデッキがあまりに黄ばみすぎ(全力札が多すぎ)るので、全力は「分身の術」一本に絞りました。最後に余った1枠は「遠当て」「誘導」「忍歩」で迷いましたが、「誘導」でオーラを減らしてからのラッシュが強いため「誘導」にしました。参考までに各々の利害得失を挙げると……

・遠当て

「圧気」からの「遠当て」「鋼糸」の連続攻撃が強力です。ユリナ・オボロの2-4距離は全てが危険地帯であるため、オーラを消費して5距離に逃げてきた相手に対して「鋼糸」の圧を露骨に出してライフ受けを強制できる強烈な追撃ができ殺意が高いです。ただし、間合いが4-5と遠いため接近されるとゴミになること、オボロを封印されると圧力が雲散霧消することにより活躍の機会は少ないと考え外しました。

・誘導

設置「影菱」から「鋼糸」を撃っても相手のオーラが5あれば受け切られますが、間に「誘導」でオーラを飛ばすことでライフに直撃2ダメージを与えることができます。特にメガミの封印が解かれたターンにおいては、攻撃カードの合間に入れることでライフダメージを激増させる可能性を見せます。一方で単品のカードパワーは最も低いです。

・鋼糸

再構成の際にフレアが2個増えるため、「底力」による一撃必殺を強力にサポートします。「啓蒙」でフレアを容赦なく消されますが、再構成の度にフレアが2個ずつ増えるのは強力です。一方で、設置から使わなければ意味が無いカードであり、設置で攻撃カードを使えないとそもそも火力が足りず話にならないため、不採用となりました。

 

行動の指針

 デッキ1巡目の指針として、まずはとりあえず前進し、一刻も早く2-4間合にタッチします。途中で詭弁の1回は食らっても仕方ない。全速力で前進し、オーラを使って圧気を展開することで4距離にタッチしましょう。間合4で「圧気」展開中かつ、伏せ札6枚かつフレア3、もしくは「鋼糸」伏せ+「分身の術」を手札に握り込んで相手に強い圧を与えます。ここで強い圧を出して相手を退かせなければ以降の盤面形成において大きな不利を被ることになります。

 基本的にはユリナが封印されているときは3距離、オボロが封印されているときは2距離に留まり、攻撃を振って相手のオーラに絶え間なくストレスを与えていきます。オボロの利点として設置や「分身の術」で伏せ札から攻撃出来るため、「不在証明」でメガミを封印されても封印解除の瞬間に設置攻撃や「分身の術」でただちに痛烈な打撃を与えることができます。そのため、「分身の術」は常に握り込んでおくことと、相手の「不在証明」の納に常に注意を払ってデッキ再構成のタイミングを吟味しましょう。

 最終的には相手のオーラをいじめ続けて耐えきれなくなったところで「底力」「熊介」等の強力な切り札をぶつけてリーサルを狙います。ただし、「啓蒙」があるためおそらく撃てるチャンスは1回限りとなります。1回限りのリーサルの機会に確実に必殺の一撃を叩き込むため、切札は一撃必殺の攻撃札を3枚積みました。

 

 

実戦レポート

 まず、相手の中の人がオボロペディアことロキルス氏だったため、オボロの嫌がる動きを皆式理解して的確に実行してくるため易々と攻めさせてもらえない。

 デッキ1巡目の最後にフレア3かつ距離4、圧気展開中、伏せ札6枚というとてつもなく圧が高い盤面に持ち込んで相手を5距離まで撤退させることに成功(流石に熊介はケアしてきた)、設置鋼糸は打ち損ねるが相手のオーラは0となり盤面で有利を取る。

 そこから前進して設置攻撃・分身の術・ユリナの通常札による攻撃の3面待ちを行うべく、「鋼糸」を伏せたうえで前進し、さらに「圧気」を張って圧の高い盤面を構成していく。しかし敵もさるもの、「啓蒙」でフレアを殺し、「立論」で山を削った上(ただし、この時点で「分身の術」を握っていたため、これだけでは大したダメージではない)、「反論」で「圧気」を割りつつオーラを削り、「不在証明」でオボロを封印!完全に分身握りを読まれた上に再構成のタイミングを乱されて狙いをかわされ、設置攻撃も使用不可にされる(流石オボロペディアである)。しぶしぶ再構成からの、オボロの通常札を伏せつつ前進してユリナの攻撃でオーラをいじめ続ける。攻撃を止めれば即ち死なのでとにかく相手に余裕を与えてはいけない。

 「啓蒙」でフレアが消去されたため、「斬」はライフに入るものの「一閃」をオーラで受けることに何の圧も与えられず大きなダメージを与えられない。オボロの封印が解かれたときに「分身の術」で「鋼糸」を撃つも全てオーラで受けられてライフにダメージが通らない。そのうえ「圧気」を「反論」で消された上に「完全論破」されてオーラ打点が激減、常にオーラをいじめ続けたことが奏功して相手はオーラ維持でほぼ手一杯の状況とはいえ、常時オーラ4~5を維持する余裕を見せ始める。

 しかし、決着までの準備は着実に整いつつあった。ライフ5あたりから露骨に底力を狙った動きを繰り出しながら(デッキ1枚を焦燥受けして引く等)オーラいじめを継続することで徐々に相手の余力を奪っていく。最終的には「不在証明」が破棄されると同時に設置「鋼糸」からの「底力」で相手のライフを蒸発させ勝利

 というわけで、原初シンラに勝利しました。

 しかし、相手はおそらく2/2攻撃を一発でもライフに通したら即死で、あれだけ豊富な妨害カードがあるとはいえこの殺意の塊をよくここまで防げたものだと驚嘆する。流石オボロペディアは伊達ではなかった。