ふるよに記録帳

Bakafire Partyの決闘ボードゲーム「桜降る代に決闘を」について書くブログ

10月29日 大規模交流祭

おひさしぶりです。

 

今回は大交流祭の三拾一捨大会について記録します。

 

3柱の選定はユリナ/トコヨ/オボロ

ユリナ/オボロ/サイネ、ユリナ/サイネ/シンラあたりに強いことが魅力。

あと、警戒度の高いユリナ/トコヨ/シンラもユリナトコヨミラーに持ち込めば五分なので何とかなる。

毒や鎚に弱いが、使う人が少ないと考えて切りました。

 

 

1戦目

相手はユリナ/トコヨ/シンラ

想定相手筆頭。ユリナトコヨミラーに持ち込めばそうそう負ける気はしないので、望むところ。

案の定ユリナトコヨミラーになったので、相手の甘い打ち筋を徹底的にほじくって勝利。

 

2戦目

またしてもユリナ/トコヨ/シンラ。

またしてもユリナトコヨミラー。

ユリナトコヨミラーなら負ける気はしないといったな。あれは嘘だ。(負けた)

 

3戦目

既に後がないので、ここから全勝以外の道はない。

相手はユリナ/シンラ/サイネ。

この組合せは前回の調布大会でチョイスした組合せであり、これと、これに勝ったユリナ/オボロ/サイネをメタったのが今回の3柱なので当然有利。シンラ抜けば何残されても有利が取れる。

三拾一捨の結果、ユリナオボロvsユリナサイネとなる。

薙斬りはおろか八相ではない八方振りすらオーラで受ければ一閃で仕置かれる危険を孕むため、有利ながらも手は抜けない。

しかし、相手は双方オーラマックス4距離で八方振り等の斬や一閃の圧を感じさせないプレイングが目立ったため、二距離に居座って一方的に圧を押し付ける。

相手のデッキに斬か一閃が無いのが割れたので足捌きを伏せて共振対策をしつつオーラマックスで1距離に居座ってほとんどの攻撃を封じ勝利。

 

4回戦

相手はユリナ/ユキヒ/サリヤ。

オボロとトコヨ、近距離ユキヒキラーが二人入っているので迷わずサリヤ抜き。

こちらはトコヨ/オボロ。

えっトコヨオボロ使っていいのマジで??

忍歩と渋があればクリンチは死亡確定なので兎は不要。手堅く打てば勝てるので無窮と梳は抜く。

相手は案の定中距離戦を挑んできたので接近して攻撃。相手は渋と雅の圧が高いため間合2で攻撃は通らない。序盤にミスして遠当てをライフに食らってしまったものの、はらりゆきと決死遠当て以外ではこちらの鉄壁の守りを崩せない。さらに相手がこちらの設置攻撃の圧力に過度に屈して勝手に手控えてくれたので、要で稼いだライフ差を生かして遠距離に居座る。最終的には千歳鋼糸や鳶影忍歩影菱など殺人ムーブの限りをつくし勝利。

 

5戦目

相手はユリナ/オボロ/ハガネ

とうとうハガネに当たってしまった……

ユリナ/オボロもオボロ/ハガネも許容できないのでユリナ/ハガネを残す。こちらはユリナ/トコヨ。

基本的にはとりあえず4距離維持して梳擦り、刀の攻撃は渋で弾く戦略で。居合と要は最後まで迷ったが居合をチョイス(これはミスだったと思う)。

梳を回避する手段を持たない割に楽々梳を打たせてくれるサービスプレーをしてくれたのでさっと梳を叩き込むが、返しに大重力からの斬でトントン。しかし、相手はオーラMAXなので跳ね兎で間合4に戻して居座りなお梳を擦る。どうやら足捌きが入っていないようで、相手の足が痺れる。

足捌きが無いのが割れ、大重力もないので間合い3ー4をキープして徹底的に守る。途中オーラ4で遠心撃を振られるが当然渋でオーラ受け。そう簡単にライフに遠心撃は入れさせない。

最終的にはライフ2-1から斬一閃跳ね兎千歳でリーサル。

 

というわけで無事4ー1は達成し、プロも集中力コンプ&クルルアクリルフィギュアをgetしましたとさ。

 


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9/18 O2D大会

今回は9/18の調布O2D大会について記録しようと思います。

 

1戦目

相手が梳流しや斬、毒霧、スカーレットイマジン、跳ね兎といった強力カードをめくっていく傍ら、遠当てやしこみばりなど弱くはないが微妙なカードしかめくれない。途中で薙斬りをめくるも、相方がTurbo Switchだったため泣く泣く薙斬りを手放す。これがないと再起梳で殴られてるだけで終わってしまうためしかたない。こちらのデッキは扇動、遠当て、しこみばり、雅打ち、衝音晶、えれきてる、くるるーん、あと攻撃ではない何かが2枚(忘れた)、スカーレットイマジン。

決闘中はTurbo Switchを梳流しにぶつけるべく抱え続けると共に、勝っている要素がデッキの厚さくらいしかないため徹底的にライフをケチる。ケチりながらえれきてるとしこみばりでライフを少しずつ削る。そうして堅い打ち回しをしていたのが奏功して、ライフ差は5対3で優勢を取る。そして、2距離からの斬をTurbo Switchで回避し、返しのターンでえれきてるを使った次のターン、再構築後開始間合1から相手が放ってきたのはなんと「闇昏千影の生きる道」!現在の間合は1でこちらはリシャッフル直後、デッキ内に攻撃カードは雅打ち、遠当て、しこみばりの3枚しかない。再構築直後の1ターンでえれきてるのパーツを揃えるのは不可能に等しい。これは詰んだか?

とりあえず1枚だけ持ってきた切札「スカーレットイマジン」で手札を5枚に増やす(なお1枚は弛緩毒)。何とか手札に「雅打ち」と「しこみばり」を引き込むことに成功したので、後退→後退→雅打ち→しこみばりでライフ削りを狙う(ターン開始時の相手オーラは3)。しかししこみばりは「反論」で消されてしまう。流石に終わったか…と思いつつ反論の効果で引いた手札は…!「遠当て」!すかさず放ち相手の生きる道を粉砕!再構築からのえれきてるで相手のライフを0にして終了。

 

2戦目

切札1枚目をめくったら森羅判証が出て微妙…と思ったが、そこから審美眼、衝音晶とめくれて完全にデッキの軸が決まる。

最終的にはフルバースト、くるるーん、審美眼、衝音晶、遁術、壮語、引用、森羅判証、天地反駁、久遠の花というなかなかのクソデッキを完成させる。

相手は攻撃カードの枚数がかなり多いデッキを組んできたが、こちらの審美眼の前になかなか手が出せない。フルバーストで相手のライフを削りつつ、手を出して来たら対応できっちりライフ差を埋める。最終的には相手の底力を審美眼久遠で受けて返しのターンに森羅判証衝音晶で勝ち。

 

3戦目

相手先攻1ターン目にシュート2回

2ターン目にSteam Canon

近付いたら斬で仕置き

相手の砂風塵が容赦なく貴重な反論を封殺

勝てるかバーカバーカ

 

4戦目

初手のめくりが「闇昏千影の生きる道」と「森羅判証」

生きる道は望みが薄いが、森羅判証は最悪緊急時の2ライフ回復カードとしても使えるので森羅判証をピック。そこから5回のピックが

「虚魚」「ぱらどくす」「ぱらどくす」「圧気」「泥濘」

お、おう……

次「八方振り」「鋼糸」→こんなの要らないんだけどなあ…と言いながら鋼糸ピック

次「影菱」「一閃」→こんなの要らないんだけどなあ…と言いながら一閃ピック

そして出来上がった混沌の産物

 →https://twitter.com/taki_tkz/status/909747271960424448

 

梳流しで近寄りざまに攻撃、さらに間合3で設置鋼糸からのトップツモ鋼糸+一閃で相手のライフを蒸発させてライフは6対1、次ターン森羅判証からのぱらどくすで圧勝。

 

 

9/3 白露の交流会

イベント海域も無事クリアしてほっと一息、つきのみちでございます。

今回は9月3日の公式イベント、白露の交流会について記録しようと思います。

 

1 公式大会

今回のメガミチョイスはヒミカ・クルル。

理由は…こいつで勝つと最高に気持ちイイからだッ!以上ッ!

私にしては珍しくほぼ完全なローグデッキ※です。

(単にメタ読みするのが面倒だったから欲望のままに選んだ組とも言う)

 

※ローグデッキ:トップメタを無視したデッキ。

 

1戦目:vs ヒミカ・サリヤ

 初戦から全一との対戦、会場もざまぁコールで最高に盛り上がる。

 しかし全一の、しかも相手の得意な銃でのミラーともなれば燃えるのも事実。

 後手で最初に相手が前進してきたので「シュート」「ラピッドファイア」からの後退で相手の「フルバースト」をケアしつつ、リソースの取り合いから「いんだすとりあ」でマグナムカノンを量産する。この「いんだすとりあ」は「あくせらー」「フルバースト」からの一撃必殺の火力を増加させるとともに、「バックステップ「もじゅるー」だけでは賄えない「あくせらー」の機巧条件(付与・行動・行動)を満たす最後のピースとして機能させるもくろみがある。ヒミカ・クルルは「あくせらー」「フルバースト」で相手のオーラを飛ばしてからの怒涛の連撃が強いので、これを「ヴァーミリオンフィールド」も「スカーレットイマジン」も使用せずに軽いコストで賄うための工夫である。これによりデッキ1巡目から気軽に歩き「フルバースト」ができるようになる。しかも、いんだすとりあも行動なので、「もじゅるー」を引いたターンに使うことで必要なリソースを確実に軽減することができる。

 「あくせらー」「フルバースト」を要に攻めることにより、相手は迂闊な「フルバースト」を振れない(常にオーラが厳しいため、全力行動を行った瞬間に生命が尽きるため)。相手は銃同士の攻防では火力で不利なため前進してサリヤの得意間合いに逃げる。そしてこちらが2回目の再構成で引いた手札が「もじゅるー」「あくせらー」!手札4枚状態での「もじゅるー」「スカーレットイマジン」「いんだすとりあ」(+2集中力)によって爆発的な基本行動を得て間合4から一気に間合7まで離脱、「あくせらー」「フルバースト」からの連火「ラピッドファイア」「マグナムカノン」「レッドバレット」「シュート」を全て叩きつけて相手をライフ1オーラ0山札0になるまで焼き尽くし、勝利

 

2戦目:vs ユリナ・サイネ

 無理オブ無理、9:1の残虐マッチ。

 普通にやると「あくせらー」「フルバースト」に「音無砕氷」をぶつけられて爆発四散する宿命を背負った理不尽マッチである。

 デッキは先の構成から「いんだすとりあ」を抜いて「ヴァーミリオンフィールド」をin。後退手段の確保と、攻撃カード量産してもどうせ音無で止まるのが理由である。

 いんだすとりあが無いため歩き「フルバースト」の機巧条件のために「バックドラフト」を入れる。少しでも相手のフレア蓄積を減らすためでもある。逆に相手のオーラは肥えてしまうので、ライフに通りにくい「シュート」を抜く。

  序盤から「あくせらー」「フルバースト」を見せてダメージを入れつつ「音無砕氷」を誘う。流石に使ってこないものの、相手のオーラダメージで溢れたダストを「もじゅるー」で吸収した上で「マグナムカノン」を撃つことで「衝音晶」を無効化したり(ダストが空の状態で「衝音晶」を使うと納にオーラを1個吐いてしまう為、ダメージが軽減できない)、「フルバースト」の打点と「もじゅるー」から生み出される後退力によりある程度有利な盤面を形成する。無論それでも後退力は不足しているため近づかれるが、相手の「薙斬り」「八方振り」は無論すべてライフで受ける。「音無砕氷」を放つフレアを残した状態で「律動弧戟」を食らうと死ぬが、そこは「バックドラフト」がいぶし銀の活躍を見せる。そして2回目の再構成後の手札4枚、「もじゅるー」と「バックステップ」が揃った最高の手札を引き入れる。「もじゅるー」「バックステップ」「スカーレットイマジン」「ヴァーミリオンフィールド」で間合を8まで離し、手札を「フルバースト」「あくせらー」「マグナムカノン」「ラピッドファイア」の4枚にし、集中力も全てオーラに変える。これによって仮に「音無砕氷」により「フルバースト」でターンを飛ばされても、手札も集中も失わず、潤沢なオーラと手札に攻撃2枚を残せるためワンチャンがまだ残せるもくろみである(といっても、「音無砕氷」からの前進「薙斬り」「八方振り」「律動攻撃」でいずれ死ぬ)。「あくせらー」「フルバースト」で攻撃!「音無砕氷」が…来ない??

 もじゅるーの効果で前進して「マグナムカノン」です

 「ラピッドファイア」です

 「レッドバレット」です

 ………????????

 勝ってしまった。何故だ。

 

3戦目 vsヒミカ・オボロ

 相手がヒミカに寄せてくるかオボロに寄せてくるかによって全く違う対応が求められるため、相手のデッキ読みが肝心となる。

 銃ミラーのため基本は1戦目と同じデッキを組む。相手が近接に寄せてきた場合「バックステップ」を増殖させて一生近づけない構えを取り、相手が遠距離寄せなら「マグナムカノン」を量産して一気に蒸発させる二段構えの作戦である。リスクは高いが、「ヴァーミリオンフィールド」はデッキタイプを読み違えると大損するため抜いた。

 序盤は銃で牽制しつつ相手の動向を探るが、「いんだすとりあ」は相手のデッキタイプを確定させてから使いたいため温存を決め込む。相手もそこは承知のようで、「シュート」以外の手札は徹底的に伏せて情報を秘匿しつつ、じわりじわりと前進して圧を高めてくる。ついにデッキは2週目に突入しようとしていた。おおかた忍寄せと読めてはいるものの、相手は間合5と裏を搔いて銃ベースのデッキで奇襲を行うこともできる絶妙な圧をキープしてきて動きにくい。しかし、デッキ1週を経過しこちらもフレアを貯めて攻撃態勢を整えつつある状況で近寄せ側が5距離にまだ居るようでは中途半端であり遅い。相手が「シュート」以外カードを見せなかった代償としてこちらのライフはまだ大量に残っている。そこでデッキ再構築前に「マグナムカノン」を「いんだすとりあ」の下に埋める。そして再構築からの「スカーレットイマジン」で「もじゅるー」を引き当て、「もじゅるー」「いんだすとりあ」「あくせらー」「フルバースト」「ラピッドファイア」「マグナムカノン」「レッドバレット」で一気に攻めて相手のライフを削り、さらに追加基本行動と集中力で後退する。オーラは空だが、前のターンに相手が情報を隠した代償としてライフは潤沢に残っており、距離も半端に遠いため相手は「マグナムカノン」からの「鋼糸」のような暴力的な攻撃を繰り出すことはできない。あとは相手の山札切れを待てば勝てる状況なので相手が投了。勝利

 

4戦目 vsオボロ・チカゲ

無理オブ無理その2。

そもそもベスト6の時点で自分の他が刀薙×3、薙絡、忍毒と8:2~9:1の残虐マッチしか残っていない状況。無理すぎる。

何とか頑張って勝とうとしてみるが、忍毒相手の研究が進んでおらず構築もピントがずれていた上、相手の容赦ない毒攻めに為す術もなく敗退。あまりに一方的だったので書く内容が無い。

 

敗者復活じゃんけんは仮に勝利しても相手は100%サイネなので勝ち目無し、ゆえにドロップして戦乱の陣に移行。

 

 2 戦乱の陣

とりあえずクレイジーなメガミが見えたので「メガミに挑戦」に挑戦!

今回の相手はシンラ。

 

-------CAUTION-------

ここから下にはシンラの原初札および、原初シンラの攻略が載っています。

最初に原初シンラの原初札構成、そこからだいぶ下に原初シンラ攻略があります。

原初札の内容を知りたくない方はここでそっとブラウザを終了してください。

原初札は知りたいけど情報一切無しで自力で勝ちたい方は少し下まで読んでからそっとブラウザを終了してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原初シンラ 追加札

 

啓蒙 付与《5》

【常時】このカードの上に桜花結晶を置く際、相手のオーラやフレアにある桜花結晶をダストにあるかのように扱っても良い。

 

不在証明 切札(1) 付与《4》

【展開時】相手のメガミ一柱を封印する

(相手は封印されたメガミのカードを使用することができない)

【破棄時】封印されたメガミを開放する

《再起》自ターン終了時に再起する

 

-------CAUTION-------

ここから下には原初シンラの攻略法が書かれています。

完全自力で攻略法を考えたい方はブラウザを終了することを推奨します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原初シンラ攻略

原初カード考察

・啓蒙

 オーラを消滅させた上で「立論」からの「反論」でライフダメージを狙ったり、あと一歩で「月影落」を放てる量のフレアを吹き飛ばしたりなど、かなり慈悲が無いカードです。リソース収支だけを考えるならフレアを捨てさせ続ける方が強いのですが、シンラ自身の火力の無さも相まってオーラを飛ばさないとライフレースが厳しいこと、所詮デッキ1週で5フレアしか飛ばせない(しか???)ため、それを上回るフレアチャージを行えばフレアを増やせる(シンラ自体の攻撃力はほぼ皆無なため、オーラをほぼ無視してフレアを貯めてもよい)こと等、弱点も無いわけではありません。

・不在証明

 相手のメガミの片方を封印することで相手の攻撃力を大幅に低下させます。これと「反論」「立論」「論破」「完全論破」等の妨害カードを組み合わせることで鉄壁の防御を築くことができます。弱点として、納が4で再起が自ターン終了時のため、3ターンに1回は必ず二柱のメガミを両方使えるターンが訪れること(最重要)、1とはいえフレアを消費するため、フレアの蓄積が少し遅くなることがあります。

 

攻略の方針

 まず前提として、「不在証明」のため、メガミ単品で相手のライフにダメージが通せるレベルの火力が無いと傷一つつけることができません。

 また、「反論」「立論」「論破」等のあらゆる手によってこちらの攻撃力をスポイルしてくるため、半端な殺意のデッキでは致命傷を与えるには至りません。

 ここに対策する手段は主に2つあります。

 1. 梳流しなどのライフ直撃ダメージを使う

 2. 圧倒的暴力で相手のオーラを叩き割る

 1.において、特にシンラは「梳流し」を防ぐ手段を持たないため、「梳流し」は極めて強力な武器になります。

 また、「梳流し」は1枚で完結しており、他のメガミの助けを必要とせずライフに通るため通常札の制約が緩いこと、もう一方に火力の高いメガミをチョイスすることでどちらを封印してもライフダメージを留め難い状況に追い込めることも強力です。

 

 よって、殺意の塊オブ塊であるユリナ・オボロをチョイスしました。

 

 え?ここまでトコヨをベタ褒めしておいて何でユリナ・オボロなの??

 実はユリナ・トコヨも考えはしました。席についてユリナ・オボロを出した後で。

 しかし、トコヨの攻撃は「梳流し」の1点に絞られているため、「反論」「引用」で「梳流し」を落とされて「完全論破」されると、ユリナを「不在証明」し続けるだけでほぼ詰みとなり辛いと考えたため、2.の圧倒的暴力で相手のオーラを叩き割る戦法をふたりがけすることにしました。

 

デッキレシピ

斬 一閃 圧気 影菱 鋼糸 誘導 分身の術 

月影落 天音揺波の底力 熊介

 

 まず相手は「反論」を持つため、「居合」「斬撃乱舞」はリスクがあまりに高く採用は難しいです。一方、「一閃」「鋼糸」といった反論で打ち消せないカードが2-4間合を広くカバーしているため、「分身の術」は非常に強力な攻撃手段となり得ます。

 また、相手は「反論」「詭弁」しか《攻撃》を持たないため「圧気」を止めるのがかなり難しく、「圧気」は非常に有効な攻撃手段となります。「反論」は使えば「居合」「斬撃乱舞」等の強大な攻撃を通しかねず、「詭弁」はオーラを消費してしまい次のターンに大ダメージを受けるリスクが高いため、相手がどう捌いても悪い盤面にはならず、「圧気」は要のカードとなります。

 以上の理由により、通常札は 斬 一閃 圧気 影菱 鋼糸 分身の術 を選出。

 「圧気」で「反論」を吐かせて設置攻撃からの「居合」は非常に強力なため「居合」の採用も考えましたが、「不在証明」に弱く、どちらを「不在証明」されても良いように「斬撃乱舞」と両構えにするとデッキがあまりに黄ばみすぎ(全力札が多すぎ)るので、全力は「分身の術」一本に絞りました。最後に余った1枠は「遠当て」「誘導」「忍歩」で迷いましたが、「誘導」でオーラを減らしてからのラッシュが強いため「誘導」にしました。参考までに各々の利害得失を挙げると……

・遠当て

「圧気」からの「遠当て」「鋼糸」の連続攻撃が強力です。ユリナ・オボロの2-4距離は全てが危険地帯であるため、オーラを消費して5距離に逃げてきた相手に対して「鋼糸」の圧を露骨に出してライフ受けを強制できる強烈な追撃ができ殺意が高いです。ただし、間合いが4-5と遠いため接近されるとゴミになること、オボロを封印されると圧力が雲散霧消することにより活躍の機会は少ないと考え外しました。

・誘導

設置「影菱」から「鋼糸」を撃っても相手のオーラが5あれば受け切られますが、間に「誘導」でオーラを飛ばすことでライフに直撃2ダメージを与えることができます。特にメガミの封印が解かれたターンにおいては、攻撃カードの合間に入れることでライフダメージを激増させる可能性を見せます。一方で単品のカードパワーは最も低いです。

・鋼糸

再構成の際にフレアが2個増えるため、「底力」による一撃必殺を強力にサポートします。「啓蒙」でフレアを容赦なく消されますが、再構成の度にフレアが2個ずつ増えるのは強力です。一方で、設置から使わなければ意味が無いカードであり、設置で攻撃カードを使えないとそもそも火力が足りず話にならないため、不採用となりました。

 

行動の指針

 デッキ1巡目の指針として、まずはとりあえず前進し、一刻も早く2-4間合にタッチします。途中で詭弁の1回は食らっても仕方ない。全速力で前進し、オーラを使って圧気を展開することで4距離にタッチしましょう。間合4で「圧気」展開中かつ、伏せ札6枚かつフレア3、もしくは「鋼糸」伏せ+「分身の術」を手札に握り込んで相手に強い圧を与えます。ここで強い圧を出して相手を退かせなければ以降の盤面形成において大きな不利を被ることになります。

 基本的にはユリナが封印されているときは3距離、オボロが封印されているときは2距離に留まり、攻撃を振って相手のオーラに絶え間なくストレスを与えていきます。オボロの利点として設置や「分身の術」で伏せ札から攻撃出来るため、「不在証明」でメガミを封印されても封印解除の瞬間に設置攻撃や「分身の術」でただちに痛烈な打撃を与えることができます。そのため、「分身の術」は常に握り込んでおくことと、相手の「不在証明」の納に常に注意を払ってデッキ再構成のタイミングを吟味しましょう。

 最終的には相手のオーラをいじめ続けて耐えきれなくなったところで「底力」「熊介」等の強力な切り札をぶつけてリーサルを狙います。ただし、「啓蒙」があるためおそらく撃てるチャンスは1回限りとなります。1回限りのリーサルの機会に確実に必殺の一撃を叩き込むため、切札は一撃必殺の攻撃札を3枚積みました。

 

 

実戦レポート

 まず、相手の中の人がオボロペディアことロキルス氏だったため、オボロの嫌がる動きを皆式理解して的確に実行してくるため易々と攻めさせてもらえない。

 デッキ1巡目の最後にフレア3かつ距離4、圧気展開中、伏せ札6枚というとてつもなく圧が高い盤面に持ち込んで相手を5距離まで撤退させることに成功(流石に熊介はケアしてきた)、設置鋼糸は打ち損ねるが相手のオーラは0となり盤面で有利を取る。

 そこから前進して設置攻撃・分身の術・ユリナの通常札による攻撃の3面待ちを行うべく、「鋼糸」を伏せたうえで前進し、さらに「圧気」を張って圧の高い盤面を構成していく。しかし敵もさるもの、「啓蒙」でフレアを殺し、「立論」で山を削った上(ただし、この時点で「分身の術」を握っていたため、これだけでは大したダメージではない)、「反論」で「圧気」を割りつつオーラを削り、「不在証明」でオボロを封印!完全に分身握りを読まれた上に再構成のタイミングを乱されて狙いをかわされ、設置攻撃も使用不可にされる(流石オボロペディアである)。しぶしぶ再構成からの、オボロの通常札を伏せつつ前進してユリナの攻撃でオーラをいじめ続ける。攻撃を止めれば即ち死なのでとにかく相手に余裕を与えてはいけない。

 「啓蒙」でフレアが消去されたため、「斬」はライフに入るものの「一閃」をオーラで受けることに何の圧も与えられず大きなダメージを与えられない。オボロの封印が解かれたときに「分身の術」で「鋼糸」を撃つも全てオーラで受けられてライフにダメージが通らない。そのうえ「圧気」を「反論」で消された上に「完全論破」されてオーラ打点が激減、常にオーラをいじめ続けたことが奏功して相手はオーラ維持でほぼ手一杯の状況とはいえ、常時オーラ4~5を維持する余裕を見せ始める。

 しかし、決着までの準備は着実に整いつつあった。ライフ5あたりから露骨に底力を狙った動きを繰り出しながら(デッキ1枚を焦燥受けして引く等)オーラいじめを継続することで徐々に相手の余力を奪っていく。最終的には「不在証明」が破棄されると同時に設置「鋼糸」からの「底力」で相手のライフを蒸発させ勝利

 というわけで、原初シンラに勝利しました。

 しかし、相手はおそらく2/2攻撃を一発でもライフに通したら即死で、あれだけ豊富な妨害カードがあるとはいえこの殺意の塊をよくここまで防げたものだと驚嘆する。流石オボロペディアは伊達ではなかった。

 

コミックマーケット93に申し込みました

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こんばんは。

イベント海域で資材10万溶かしても終わりが見えないつきのみちでございます。

 

コミックマーケット93に申し込みました。

ガイドブックの第二幕を頒布予定です。

 

ガイドブックの内容的には第二拡張の追加メガミ攻略の予定です。

ただし、もし10月6日のカード改訂が審美眼の代替カードに留まらず広範なカード修正を伴う場合、かねてより予告していた書店委託用の増補版に第二拡張メガミを追加して冬コミの新刊にするかも知れません。

審美眼だけの反映なら数日で該当部分を修正して入稿、10月下旬には委託開始可能ですが、広範なカード修正を伴う場合大幅な書き直しが生じ、結果委託開始が11月下旬~12月までもつれ込み、新刊の執筆への影響が避けられないためです。

ガイドブックの委託をお待ち頂いている方には申し訳ありませんが、ご容赦願います。

(最終的には、10月6日の発表を見て判断します)

 

C92 ふるよに本委託について

こんばんは。

クルルちゃんに振り回されているつきのみちでございます。

 

昨日のC92ではたくさんの方に弊スペースに来ていただき、新刊は12時過ぎには完売となりました。

予想を上回る需要につき、当初の宣言通り書店委託を行おうと思います。

 

書店委託版には、イベント頒布分に加えて納期の関係で付け損ねたメガミ考察を加えたデラックス仕様にしようと考えています。

7月21日のルール改定については、入れるかどうか迷っています。

サリヤとクルルについては入れるつもりはないのですが、そこに7月21日の改訂を加えると記述がねじれた環境になってしまうためです。

 

頒布予定は10月以降です。これはメガミ考察を加えるにあたって、7月21日の改訂を加えた場合にトコヨが審美眼関係の改訂で一時的に通常札6枚になってしまうのは好ましくないと考えるからです。

 

 

 

コミックマーケット92 取り置きについて

どうも、つきのみちでございます。

 

本日の交流会にて、C92で出す本の取り置きについて問い合わせを多数受けましたので、取り置きを受け付けようと思います。

 

ただし、申し訳ありませんが当日会場に来られる方限定とさせて頂きます。

また、何らかの理由で受け取り不可になった場合、可能な限り連絡をお願いします。

 

申込方法は、twitterID @taki_tkzまでダイレクトメッセージにて名前をお伝えください。

 

なお先日の記事にも書いた通り、好評であれば情報最新化と加筆を行ったものを書店委託する予定です。

コミックマーケット92 頒布情報

皆様おひさしぶり、つきのみちでございます。

コミケの原稿に追われてブログの更新が滞っておりましたが、本日無事入稿しましたので、これから貯まっている大会情報等も含めて更新を再開していこうと思います。

 

さて、弊サークル月乃路は、コミックマーケット92にて「桜降る代に決闘を」初級者向けガイド「桜降る代に鍛錬を」を頒布いたします。

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表紙はパール色に輝く特殊紙を使っていますので、上の画像よりはるかにしっくりくるデザインになっていると思います。

内容は、構築の基本、決闘の基本、修練の基本、用語集の4つから成っています。

なお、本書の内容は全国大会時点の環境を基礎としているため、7/21のカード改訂については反映されていません。これは、改訂の発表時点で既に半分以上の本文が書きあがっていた上に斬一閃の次くらいに雅打ちと足捌きの登場頻度が高く、7/21改定以降の環境での私のプレー回数もほぼ0のため、適正な書き直しが間に合わないためです。

 

書くのが間に合えば、メガミ紹介コピー本を付属する予定です。

 

委託については会場での捌け方を見て判断しようと思いますが、もし委託をする場合7/21の改訂内容に合わせたリファインと、キャラクター紹介まで入れた第二幕ver.にしてから、できれば審美眼問題に決着がついてからの頒布にしたいと考えています。

(なお、まったく捌けないレベルで需要が無ければ会場で細々と頒布するシリーズにしようと思います。)

 

今後の展望としては、イベント毎に追加メガミの解説と環境の解説、あとは適当な追加コンテンツを入れたアップデート版を頒布し、本体は在庫が切れる度にそれまでの環境変化とアップデート版の内容を含んだ総集編的な内容にしていければと考えています。

 

ちなみに、裏表紙は一人回し用ボードになっていますので、鍛錬にご利用ください。

 

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